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映画「裸足の季節」 [映画]


裸足の季節 [Blu-ray]

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かなりモヤモヤ。

※※ネタバレあり!※※

モヤモヤポイントは2つ。
冒頭の5人姉妹が遊んでいるシーンが、自分には奔放に見えてしまったこと。
それとおじさんが性的虐待することによって絶対悪になってしまったこと。
これがすっきりしない。

1点目は自分の認識の在りようについて堂々めぐりの思考になる。
本当に彼女たちは奔放なのか、それともそれは「ミニスカートはいてるから痴漢に遭う」類の偏見なのか?
あのシーンが単に砂浜で騎馬戦しているだけなら、そこまで奔放とは思わなかっただろう。
でも海に入って服もずぶ濡れで身体のラインがはっきり出てしまっていると、うーむ。
3才児、5才児くらいまでなら許されるかもしれないけれどなぁ。
(でも姉妹のおばあちゃん的には騎馬戦自体がアウトだったみたいだけど)

ただイスラム教圏だと考えると、いくら戒律が緩めのトルコでも
映画の舞台は田舎のようだしいずれにしてもアウトかと思われる。
それをどちらかというと西欧視点で、今どきナンセンスだと切り捨てるのも違う気がする。
で認識の揺らぎを思考させてくるのに、おじさんが絶対悪になってしまうと
その思考は脇に置きざりにされる気がするのだ。
問いかけて置いて梯子を外された感じがモヤモヤする。

しかし5人姉妹とはいえ全然正確が違うというところは面白い。
長女は西欧的美人で彼氏もいるし、処女ではあるけれど類似行為を彼氏としていると告白している。
そしてお見合いもはねのけてちゃんと彼氏と結婚してそれなりに幸せそうに収まっている。

次女は多分濃い目の顔立ちでこれまた違う視点で見れば美人。
長女ほど発展家でもなく、たぶんそこまで将来について考えていなくて
ぼんやりと言われるがまま結婚してしまう。
ただ噂がたった姉妹ということで、初夜にはシーツを点検されるし、
証がないということで初夜なのに病院に連れて行かれて、処女検査されてしまう。
結婚したばかりの少女だというのに、もういきなり人生に疲れた顔をしている。

三女は一番美人だと思う。でもそのせいかおじさんからの虐待にあってしまう。
それなのに相変わらず結婚を薦められ、お見合いさせられる。
その欺瞞に耐えられなくなり、徐々に眼から光が失われ、ついには自殺してしまう。
せめて虐待さえなければ……

四女と五女はまだ結構子供で元気いっぱい。
ただし五女のラーレほうが敏いし、度胸もある。ま、主人公だからね。
勝手に家を抜けだしたり、道行く配達トラックの運転手ヤシンと仲良くなって
車の運転を教えてもらったりもする。
おじさんの性的虐待になんとなく気づくのも五女のラーレ。
色々モヤモヤする映画なんだけれど、ラーレの笑顔に救われる。

同じような5姉妹の映画とはいえ、ヴァージンスーサイズとは似て非なる映画だった。

ところで運転手のヤシンは良い。
ただの優しい通りすがりではなく、彼もまた虐げられている人だという描写にぐっときた。
ラーレが助けてもらおうとヤシンが配達しているお店?に電話をかけるのだけど
「ヤシン!長髪の!」というとお店の人には「ゲイはいないっ!」とガチャ切りされてしまうのだ。
ヤシンが実際にゲイかどうかはわからない。
ただ長髪ということだけで、ゲイというレッテルを貼られるくらいだから
些細な事で苦労しているのだろう。
そんなヤシンがラーレに運転を教えるシーンは本当に心温まる。
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